3)出光興産 5019

【保有銘柄】

0.トラさんの解説

出光興産の最近のニュースとしては、やっぱり「mibot」(ミボット)だね、詳しくは下記のニュースを見てみてね。

マイナス要因を解決する一つのアイテムが、広島県東広島にあるベンチャー企業「KGモーターズ」との業務提携。次世代の小型モビリティでワクワクする世の中を創る企業と連携して、相乗効果で、社会課題を解決できたなら、ブランドイメージアップにもつながるのではないかな。全個体電池銘柄として、購入を進めていたところ、このニュースを知って、買い増し銘柄に急遽変更しました。本当に、出光興産って、目のつけどころがいいね!

mibot、我が家に来るかもね〜

参考:モーターズ、出光興産株式会社と「納車・点検整備等」に関する業務提携契約を締結


1. 会社の特長:エネルギーの安定供給と「新素材」の融合

ENEOSに次ぐ国内石油元売り第2位の企業です。

  • 燃料油事業: ガソリンスタンド「apollostation」を全国展開。

  • 高機能材事業: **全固体電池の材料(固体電解質)**で世界をリードしており、次世代エネルギーの鍵を握っています。

  • 多様なエネルギー: 石油だけでなく、有機EL材料、潤滑油、農業資材など、多角的な事業展開が強みです。


2. 会社の歴史:波乱万丈の「海賊と呼ばれた男」

1911年に出光佐三氏が創業。その不屈の精神は小説・映画『海賊と呼ばれた男』のモデルにもなりました。

  • 1911年: 出光商会として創業。

  • 1953年: 「日章丸事件」。英国の差し押さえを潜り抜け、イランから直接原油を輸入し世界を驚かせました。

  • 2019年: 昭和シェル石油と経営統合。効率化と経営基盤の強化を達成。

  • 現在: 「2050年カーボンニュートラル」に向け、石油依存からの脱却と新素材開発を急ピッチで進めています。


3. 株価・配当金の推移

近年、株主還元の方針を大幅に強化しており、投資家からの注目が集まっています。

  • 株価の推移: 2024年以降、東証のPBR1倍割れ改善要請や、大規模な自社株買い(1,000億円規模など)を発表したことで、株価は堅調な上昇トレンドにあります。

  • 一株当たり配当金: 2024年1月に1株を5株にする株式分割を実施しました。

    • 2025年3月期: 年間36円(分割後ベース)

    • 2026年3月期(予想): 年間36円。安定配当を継続する方針です。


4. 売上高と営業利益率の推移

売上規模は8兆円前後と巨大ですが、石油元売りという性質上、利益は原油価格や為替の影響を強く受けます。

  • 売上高: 約7.9兆円 〜 8.5兆円規模。

  • 営業利益率: 約2% 〜 4%前後。

    • 現在は石油製品の利幅(マージン)が改善しているほか、高付加価値な潤滑油や電子材料が利益を下支えしています。


5. 現在の主要指標(2026年3月16日時点)

石油株らしい「高配当・低PBR」が特徴です。

指標 数値(目安) 評価・ポイント
配当利回り 約2.5% 〜 3.0% 安定したインカムゲインが期待できます。
PER(株価収益率) 約11 〜 13倍 市場平均より割安感があります。
PBR(純資産倍率) 約0.9 〜 1.0倍 1倍割れの状態ですが、改善が進んでいます。
ROE(自己資本利益率) 約7% 〜 9% 資本効率の向上を重点課題としています。
流動比率 約120% 〜 140% 短期的な支払い能力に問題はありません。

6. 期待と懸念点

期待(プラス要因)

  • 次世代電池の本命: トヨタ自動車と協業する「全固体電池」の材料生産で、将来の爆発的な成長が期待されています。

  • 株主還元の継続: 潤沢なキャッシュを背景に、さらなる増配や自社株買いへの期待感が高いです。

懸念点(マイナス要因)

  • 脱炭素の流れ: 長期的にはガソリン需要の減少は避けられず、新事業の早期収益化が必須です。

  • 市況変動リスク: 原油価格の急落や急激な円高は、在庫評価損や利益減に直結します。


出光興産は、現在の「石油の稼ぎ」を維持しつつ、未来の「全固体電池」という大きな夢に投資するハイブリッドな銘柄と言えます。

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