15)第一稀元素化学工業 (4082)

【保有銘柄】

トラさんの実績と解説

・購入価格 1,595円(2025/10/27購入)

・現在株価 2,357円(2026/4/28現在)

◎評価差益 +47.76%(笑)

◎実質配当利回り 1.75% (泣

トラさんが購入を決意したのは、このニュース↓

「レアアース不要」のジルコニア材料の開発成功!!これまでセラミックスの安定剤として不可欠だったレアアースを全く使わずに、高性能な材料を作ることに成功した。これは地政学リスクを回避するだけでなく、強力なコスト削減に直結すること、すごいことだね。

第一稀元素化学工業は、世界シェア約40%を誇るジルコニウム化合物のリーディングカンパニーで、自動車の排ガス浄化触媒から電子部品、歯科材料まで、現代社会に欠かせない素材を支えている会社だね。

パパトラの解説で戦略17分野の解説があったけど、「全個体電池」「レアアース」「人工ダイヤモンド」と、キーワードがたくさん出てくる第一稀元素化学工業。6月の成長戦略でも、この企業は注目の的だとトラさんは思っているので、配当金が少ないのが、少し残念だけど、長い目で成長株だと思うので、株価を見ながら買い増ししてみよっと。

会社の特長と歴史

会社の特長

  • 世界トップシェア: ジルコニウム化合物で世界シェア約40%(自動車排ガス浄化触媒用ではさらに高シェア)を誇る「グローバルニッチトップ」企業です。

  • 一貫生産体制: 鉱石の調達から製品化までをグループ内で完結できる、世界でも稀有な体制を持っています。

  • 多角的な用途: 自動車用途が主力ですが、近年はソリッド酸化物形燃料電池(SOFC)や歯科用材料(ジルコニア歯冠)など、成長分野への展開も強みです。

ジルコニウム化合物ってなに?

ジルコニウム化合物とは、一言で言えば、「ダイヤモンドのような輝きを持ちながら、セラミックスとして超一流のタフさを持つ素材」です。

主な種類と、身近で使われている例をわかりやすく解説します。

1. 代表的なジルコニウム化合物

もっとも有名なのは、酸素と結びついた酸化ジルコニウム(ジルコニア)です。

酸化ジルコニウム(ジルコニア)

  • 人工ダイヤモンド: 「キュービックジルコニア」と呼ばれ、見た目がダイヤモンドにそっくりな宝飾品として使われます。

  • 歯科材料: 銀歯に代わる「白い歯(差し歯)」の材料です。非常に硬く、金属アレルギーの心配もありません。

  • セラミックナイフ: 非常に硬く、錆びない包丁の刃として利用されています。

2. なぜそんなにすごいの?(特長)

ジルコニウム化合物が産業界で引っ張りだこなのには、3つの大きな理由があります。

  1. 耐熱性がすごい: 融点が約2,700℃と非常に高く、スペースシャトルの耐熱タイルや、原子炉の燃料被覆管など、超高温になる場所で活躍します。

  2. 化学的に安定している: 酸やアルカリに強く、体の中(歯や人工関節)に入れても腐食したり拒絶反応が起きにくい、体に優しい素材です。

  3. 酸素を通す(イオン導電性): 高温になると「酸素イオン」を通す特殊な性質があります。これが自動車の排ガス浄化センサーや、次世代の発電機である燃料電池(SOFC)の心臓部に欠かせない理由です。

3. 実は「空気」をきれいにする立役者

第一稀元素化学工業が世界シェアを握っている最大の理由が、「排ガス浄化触媒」としての用途です。

ガソリン車のマフラー付近には、ジルコニウム化合物を使った装置が組み込まれています。これが排ガスに含まれる有害物質を効率よく分解する助けをしており、私たちが吸う空気を守るために不可欠な素材となっています。

まとめ

ジルコニウム化合物は、「宝飾品」という華やかな顔を持ちながら、「自動車の環境対策」「最先端医療」「次世代エネルギー」という、現代社会のインフラを根底から支える「縁の下の力持ち」的なハイテク素材なのです。

2. 業績と配当の推移

売上は堅調ですが、利益率は原材料価格やエネルギーコスト、および需要サイクル(自動車生産動向)の影響を受けやすい傾向があります。

売上高と営業利益率の推移(目安)

  • 売上高: 自動車市場の回復や製品単価の改定により、中長期的には増加傾向にあります。

  • 営業利益率: 過去には10%〜15%程度の高い水準もありましたが、近年は原材料・物流費の高騰により5%〜10%程度で推移することが増えています。直近では高付加価値製品へのシフトで改善を試みています。

配当金と利回りの推移

決算期 1株当たり配当金 配当利回り(期末時点)
2024/03 28円 約2.3%
2025/03 28円 約1.8%
2026/03(予) 28円 約1.2%
  • 傾向: 配当額は安定していますが、株価が上昇傾向にあるため、相対的に配当利回りは低下気味です。

3. 株価の推移

  • 長期的視点: 2023年頃から上昇基調が強まり、2024年から2026年にかけては、次世代電池(全固体電池等)への素材供給への期待から買いが入る場面が多く見られました。

  • 現在: 直近では2,300円〜2,400円前後で推移しており、数年前の1,000円以下の水準から大きく水準を切り上げています。


4. 期待と懸念点

期待される点

  • 次世代エネルギー: 全固体電池や水素エネルギー(SOFC)向け材料の需要拡大。

  • 歯科・医療: 銀歯からジルコニアへの代替が進む歯科材料分野の成長。

  • 独占的地位: 代替が難しい高機能素材であるため、価格決定力が比較的強い。

懸念される点

  • EV化の影響: 主力である「排ガス浄化触媒」はエンジン車用であるため、急速なEV化(エンジン車の廃止)は長期的なリスクとなります。

  • 原材料リスク: 鉱石の多くを海外(アフリカや豪州等)に依存しており、地政学リスクや為替変動の影響を直接受けます。

5. 現在の主要指標(2026年4月時点)

現在の株価(約2,357円)を基準とした指標です。

指標名 数値 評価の目安
配当利回り 1.19% やや低め(成長期待株の側面が強い)
PER(予想) 22.8倍 市場平均並み〜やや高い
PBR 1.53倍 標準的(1倍超で資産価値以上の評価)
ROE 約6〜8% 日本企業の平均的な水準
流動比率 250%超 極めて健全(200%超で財務は非常に安全)

コメント

タイトルとURLをコピーしました