トラさんの解説
トラさんの結論、最重要銘柄には位置付けするけど、「高配当株式投資」の候補銘柄としては、株価が高騰し、予測配当利率も3%を割り込んできているので、今すぐ買い増しをする銘柄からは一旦除外する。継続して注目しながら、株価が5,000円を切ってきたら、買い増しする。
言わずと知れた、損保業界の巨人。メイン事業の自動車保険のでは、業界一位の座は一旦、緑色の会社に譲ることになるかもしれないけど、東京海上HDとしては、伝説の投資家バフェット氏とタッグを組んで、進めているM&Aがますます進むことを考えると、もう保険会社グループというよりは、「総合商社」に分類される会社かな。キャピタルゲインを狙うには、株価が高くなったとはいえ、時価総額12兆円を超える大型株の中でも、10%や20%増を狙える銘柄だと感じるので、株価10,000円以下までは、買い増ししても全然割高感はないと思うよ。
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1. 会社の特長
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国内最大手の損害保険グループ: 東京海上日動火災保険を中核とする、国内損保のリーディングカンパニーです。
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圧倒的な海外事業: 利益の約半分を海外で稼ぎ出しており、グローバルな分散投資が効いたビジネスモデルです。
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高い資本効率: 伝統的な日本企業ながら、株主還元(配当や自社株買い)に非常に積極的で、ROE(自己資本利益率)の向上を重視しています。
2. 会社の歴史
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1879年創業: 日本初の海上保険会社として誕生しました。三菱グループの有力企業の一つです。
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グローバル展開: 2000年代後半から、米国のフィラデルフィア・コンソリデイティッドやHCC、ピュア・グループなど、海外の優良保険会社を次々と買収し、世界規模の保険グループへと変貌を遂げました。
3. 一株当たり配当金と配当利回りの推移
東京海上は**「累進配当(減配せず、維持または増配する)」**を基本方針としています。
| 年度 | 一株当たり配当金 | 配当利回り(目安) |
| 2022年度 | 100円 | 3.5% 〜 4.0% |
| 2023年度 | 123円 | 3.0% 〜 3.5% |
| 2024年度 | 159円 | 3.0% 〜 3.8% |
| 2025年度(予) | 165円〜 | 3.5%前後 |
ポイント: 利益成長に合わせて右肩上がりで増配しており、インカムゲイン狙いの投資家から強く支持されています。
4. 株価の推移
近年の株価は強い上昇トレンドにあります。
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要因: 海外利益の成長、円安による外貨資産の評価替え、そして政策保有株(持ち合い株)の売却加速による資本効率の改善が市場から高く評価されました。
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2024年〜2026年の傾向: 株式分割後も買いが集まりやすく、日経平均株価を牽引する主力銘柄の一つとなっています。
5. 売上高と営業利益率の推移
保険会社の場合、一般的な事業会社の「売上高」にあたるのは正味収入保険料です。
| 決算期 | 正味収入保険料 | 修正純利益(※) |
| 2023年3月期 | 約4.5兆円 | 約4,400億円 |
| 2024年3月期 | 約5.1兆円 | 約6,900億円 |
| 2025年3月期(予) | 約5.5兆円超 | 約8,000億円超 |
(※損保業界では、会計上の営業利益よりも実態を表す「修正純利益」が重視されます。利益率は安定して高い水準を維持しています。)
6. 期待と懸念点
【期待】
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政策保有株の解消: 日本特有の持ち合い株をゼロにする方針を打ち出しており、その売却益がさらなる増配や自社株買いに回る期待があります。
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金利上昇の恩恵: 国内外の金利が上昇すると、運用収益が拡大するためポジティブに働きます。
【懸念点】
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自然災害の激甚化: 台風や地震など、巨大災害が発生した際の支払い保険金増大は常にリスクです。
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海外景気後退: 米国を中心とした海外市場での景気減速は、保険需要や運用成績に影響を与えます。
7. 現在の指標(2026年3月時点の目安)
市場環境により変動しますが、概ね以下の水準で推移しています。
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配当利回り: 3.2% 〜 3.8%(増配発表により変動)
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ROE(自己資本利益率): 12% 〜 15%(日本企業の中では非常に高い)
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流動比率: 保険業のため一般的な流動比率よりも「ソルベンシー・マージン比率(支払い余力)」が重視されますが、200%を大きく超え、財務は極めて健全です。
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PBR(株価純資産倍率): 1.5倍 〜 2.0倍(評価が高まっています)
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PER(株価収益率): 11倍 〜 13倍(過去平均よりは高いが、成長性を考えれば妥当な範囲)


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