スペースX上場 米国株式IPO

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トラさん解説

スペースX(SpaceX)のIPO(新規公開株)は、「史上最大のIPOになるのではないか」と世間では話題。上場時の想定時価総額は1.75兆ドル〜2兆ドル(約270兆〜310兆円)という、もはやよくわからん規模。

では、一般の投資家は、このお祭りに乗るべき?、それとも静観? どっち?

結論:一般の投資家は、静観でよい!(トラさんはそう思う)

その理由を、「投資家目線でのメリット・デメリット」、そして、「宇宙関連株全体の期待値」について、解説するね。

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スペースX(SpaceX)のIPO(新規公開株)

投資家から見たスペースX株のメリット

1. 圧倒的な市場独占力(ロケット打ち上げ)

スペースXは、世界の宇宙打ち上げ市場で圧倒的なシェアを誇ってる。2025年のデータでは、地球から宇宙へ打ち上げられた全重量の約83%をスペースXが占めてる。再利用可能なロケット(ファルコン9や開発中のスターシップ)によって、競合他社が追いつけないレベルの「低コスト化」を実現。

2. 「スターlink」による強力なストック型ビジネス

ただのロケット会社ではなく、地球低軌道に1万機以上の衛星を配備した衛星インターネット「Starlink(スターリンク)」が、毎月安定したインカム(通信料収入)を生み出す巨大な柱(2025年売上の約6割)になっている。

3. 「宇宙×AI」という新たな成長の柱

スペースXはAIインフラ分野にも進出しており、GoogleやAnthropicなどのAI企業に同社データセンターのコンピュート能力を提供する大規模な契約を結んでる。これにより、「宇宙ベンチャー」でありながら「最先端のAI・インフラ企業」としての側面も手に入れている。

投資家から見たスペースX株のデメリット・リスク

1. バリュエーション(割高感)が非常に高い

想定時価総額の1.75兆ドルというのは、現在の売上高に対して約94倍という、極めて割高な株価(プレミアム)が上乗せされた価格。金融大手のモーニングスターによる同社の「適正価値(フェアバリュー)」の試算(約7800億ドル)と比べても2倍以上の差があり、初期の期待値が先行しすぎている。

2. 足元はまだ「巨額の赤字」

事業拡大とスターシップ等の開発、AIインフラへの莫大な投資がかさんでおり、直近(2025年〜2026年第1四半期)の決算は大幅な純損失(赤字)を記録。黒字化への道のりには、まだ莫大な資本(おカネ)が必要。

3. イーロン・マスク氏への高い依存度と規制リスク

天才的な経営者であるイーロン・マスク氏の言動や方針に会社の運命が大きく左右される。また、ロケットの打ち上げや安全基準、通信網の確保には国家レベルの厳しい規制が伴うため、政治や規制の動向がダイレクトに業績に影響する。

宇宙関連株全体の期待値はどうなる?

スペースXの上場は、地味だった「宇宙関連セクター」全体の景色をガラリと変えるポテンシャルを持ってる。

  • セクターへの資金流入(お祭り騒ぎ): スペースXという超大型株が上場することで、これまで宇宙に関心のなかった世界中の機関投資家や個人投資家の資金が一気にこのセクターに流れ込みます。

例えば、国内株式で言えば次の銘柄

         アストロスケールホールディンク (186A) 

   QPSホールディングス (464A) 

   ispace (9348) 

  • 「本物」と「バブル」の二極化: スペースXの成功を横目に、競合(Blue Originや既存の航空宇宙防衛大手など)や、衛星データ、宇宙旅行などを手がける中小型株にも一時的に連れ高(期待で株価が上がること)が起きる可能性があります。ただし、スペースXほどのコスト競争力やビジネスモデルを持たない企業は、いずれ淘汰される「二極化」が進むと考えられる。

📌 投資家としてのスタンス: スペースXは間違いなく未来を変える企業ですが、上場直後は「お祭り騒ぎ」で株価が乱高下しがち。上場直後に飛びつくよりは、しばらく様子を見て株価が落ち着いたタイミングや、上場後半年ほどで訪れるインサイダーの売却制限解除(ロックアップ期間終了)の時期などを狙う方が、リスクを抑えやすいよ。

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