パパトラ解説
日本国政府が「我が国の勝ち筋」として「2050年までに、機体は約8,000機製造(年間320機)、エンジンは世界シェア40%を獲得」と、本気の目標をあげてきたので、ここは期待していいと思う。そう思える大きな理由は、まず、航空産業の世界市場は、アジアを中心に拡大している事実と、世界の2大メーカー、ボーイング機体の日本部品シェアは、実に約35%を誇り、「日本企業無くして、世界を飛び回れない」現実があるってこと。
注目する企業は、たくさんあるけど、正直、成熟した業界なので、予測を超えてくる企業は多くないと感じた。ただ、その中でも、今後期待する企業は次の通り。
注目:東レ、SUBARU、日機装とユーグレナだね。
理由は、東レとスバルは、すでに世界の航空産業になくてはならない企業だから。日機装は、ニッチトップ企業で、1984年からカスケードの出荷を開始して、現在までに累計出荷数80万個を達成し、離発着時の重要部品の製造で、その地位を確立していることが主な理由。
パパトラとして、今後、特に期待したいのは「ユーグレナ」。2015年、パパトラも株券を購入して、ずっと応援してきた思い入れのある企業。正直言って、ミドリムシのジェット燃料の普及がここまで遅くなるとは思ってなかったよ。例えば、安価にミドリムシを育てるために、KOBASHIと水田造成技術等の業務提携は確か2017年ごろのこと、ずいぶん前だよね。ここは、是非とも、世界のためにも、日本の成長のためにも、日本政府をあげてゴリゴリ進めて(支援して)ほしいよね。一旦、株券は売っちゃったから、配当を見ながら購入も考えよっと。
なんだかんだ、期待できる業界だということはには変わりないね。
次に、詳しい解説をしているから興味がある人は読んでみてね
2026年の現在、日本の経済産業省が掲げる「戦略17分野」において、航空機産業は「脱炭素化」と「グローバル・サプライチェーンの強靭化」が最大のキーワード。特に成長が著しい「単通路機(シングルアイル)」市場と、そこで活躍が期待される日本企業について解説するね。
民間航空機分野で期待される企業とその理由
民間航空機産業では、従来の機体製造だけでなく、「次世代推進システム(電動化・水素)」や「SAF(持続可能な航空燃料)」といったカーボンニュートラル対応が企業の評価軸。
| 企業名 | 期待される理由(強み) |
| IHI | 世界の航空機エンジン市場で高いシェアを持ち、現在は**「電動ハイブリッド推進システム」**の開発をリード。2030年代の次世代機向けエンジンの核となる技術を有しています。 |
| 東レ | 航空機の軽量化に不可欠な**「炭素繊維複合材料」**で世界トップ。燃費向上に直結するため、次世代機でも不可欠な存在です。 |
| 川崎重工業 | ボーイング社の主要パートナーであり、**「水素燃料航空機」**のコア技術(液化水素燃料タンクなど)の開発で、次世代のスタンダードを狙っています。 |
| 住友精密工業 | 中小型機の「着陸装置(脚部)」で国内唯一の設計・製造能力を持ち、世界的に見ても希少なサプライヤーです。 |
急成長する「単通路機」市場とは?
単通路機(シングルアイル)とは、機内の通路が1本のみの小型・中型旅客機(ボーイング737やエアバスA320シリーズなど)を指します
なぜ市場が伸びているのか?
-
格安航空会社(LCC)の台頭: 効率性を重視するLCCにとって、燃費が良く、多頻度運航に適した単通路機は主力機材。
-
燃費性能の飛躍的向上: エンジン技術の進化により、かつては大型機(双通路機)でしか飛べなかった長距離路線も、単通路機でカバーできるようになった。
-
地域間需要の爆発: アジア圏を中心に、近距離・中距離の移動需要が激増しており、今後20年間の新造機需要の約8割をこの単通路機が占めると予測。
単通路機市場で注目される企業
この市場の拡大は、機体メーカーだけでなく、その「部品」や「素材」を支える日本企業にはビックチャンス。
SUBARU(スバル)
-
理由: ボーイング737 MAXの「中央翼」など、機体の強度を左右する最重要部位の製造を担っている。単通路機の増産ペースに合わせ、製造の自動化・高度化を進めており、供給能力の面で期待。
三菱重工業
-
理由: 自社での完成機(SpaceJet)開発からは撤退しましたが、その過程で得た「単通路機クラスの機体統合技術」と「高度な生産技術」を、ボーイングやエアバスへの供給に転換。特に次世代の単通路機の主翼構造などで高い貢献に期待。
ジャムコ
-
理由: 航空機内装品(ギャレーやラバトリー)で世界トップシェアを誇る。単通路機は座席密度が高く、限られたスペースを有効活用する同社の技術は、機体の差別化要因として非常に需要が高まっている。
ポイント
単通路機市場は、もはや「移動の手段」としてだけではなく、「いかに低燃費で環境負荷を抑えて運ぶか」という技術競争の主戦場です。これらの日本企業は、その「心臓部(エンジン)」「骨格(素材・構造)」「内装」のすべてにおいて、世界から頼られる存在となっています。
この分野に注目される際は、単なる「飛行機の製造」ではなく、「脱炭素技術(SAF・電動化)」との掛け合わせに注目すると、より深い市場の動きが見えてくるはず、2026年現在、航空業界の脱炭素化は「待ったなし」の課題となっており、政府の「戦略17分野」でも最重点項目の一つだね。
「電動化・水素」は2030年代以降のゲームチェンジャーとして、「SAF」は今すぐ導入可能な現実解として、それぞれ期待される企業を整理して解説するね。
「次世代推進システム(電動化・水素)」で期待される企業
これまでの燃焼エンジンに代わる、あるいは補完する新しい動力を開発している企業です。
| 企業名 | 期待される理由・具体的な取り組み |
| IHI | 「電動ハイブリッド推進システム」の開発をリード。エンジンの回転で発電し、ファンをモーターで回す技術で、既存エンジンより数段上の燃費効率を目指しています。2026年には飛行実証に向けた準備が加速しています。 |
| 川崎重工業 | 世界初となる航空機用の**「液化水素燃料タンク」**や、水素を燃やす燃焼器の開発に注力。エアバス社が進める水素航空機プロジェクトの主要パートナー候補として、インフラから機体まで一貫した技術を持っています。 |
| 三菱重工業 | 長年培ったガスタービン技術を応用し、水素エンジンの開発や、分散型電動推進システムの構造設計を担当。将来の水素社会を見据えた航空機設計の司令塔としての役割が期待されています。 |
「SAF(持続可能な航空燃料)」で期待される企業
SAFは廃食油や植物、木質バイオマスなどを原料とする燃料です。2026年、日本では「2030年に航空燃料の10%をSAFに置き換える」という目標に向け、いよいよ国産SAFの量産化が始まっています。
| 企業名 | 期待される理由・具体的な取り組み |
| ENEOSホールディングス | 和歌山製油所跡地などを活用し、国内最大級のSAF製造プラントを構築中。廃食油の回収から製造、空港への供給までを一貫して担う国産SAFの供給基盤としての筆頭です。 |
| ユーグレナ | 微細藻類「ミドリムシ」や廃食油を原料としたSAFブランド「サステオ」を展開。小規模ながらも早くから商用供給を開始しており、バイオ燃料技術のパイオニアとして注目されています。 |
| 三菱商事 / 日揮ホールディングス | 廃食油の調達ネットワーク構築や、SAF製造会社「サファイヤ・スカイ・エナジー」の設立など、サプライチェーン全体のオーガナイズを担っています。 |
なぜこれらの技術が重要なのか?
航空業界が目指す「2050年ネットゼロ」の達成には、一つの技術だけでは足りません。
-
SAFの役割: 今ある機体や給油インフラをそのまま使えるため、**「今すぐできる削減」**として不可欠です。
-
電動化・水素の役割: 長期的には燃料燃焼によるCO2をゼロにする必要があります。特に短距離路線は電動化、中長距離は水素、という住み分けが予想されています。
注目の視点
2026年現在は、単なる研究段階を終え、「いかに安く、大量に作るか(量産化)」のフェーズに移っています。そのため、技術力だけでなく、ENEOSや三菱商事のような「物流・供給網」を持つ企業の重要性がより高まっています。
これらの企業は、航空機メーカー(ボーイングやエアバス)からも「日本の高い技術と信頼性」を背景に強い期待を寄せられている。




コメント